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2024年 7月 23日 【集中力を保つには】担任助手3年安部(東京大学)
本格的に暑い季節になってきましたね。
皆さん体調にはお気をつけください。
個人的には前日の睡眠時間が熱中症になるかならないかを決める大きな要因だと感じています。
今日は、集中を保つにはどうすればいいのか、話します。
その前に、まず集中を保つことが重要であることを認識する必要があります。
大学入試の勉強は、判断の連続です。膨大な判断を繰り返し、正しい答えにたどり着くのです。
ある言葉の意味は何か、文章の意味は何か、何を根拠にどのような構成の解答を書くか…
入試の世界では、速く正確な判断を長時間続けられる人が有利ですね。そして、速く正確な判断を長く続けるのに不可欠なのが集中力です。
頭の回転が速くても、それが15分しかもたないのであれば実効的ではないです。
集中力の重要性がわかりましたね?
さあ、集中を保つにはどうすればいいのでしょうか。
重要なのは第一に睡眠、第二に環境、第三に心の姿勢だと思います。
第一に睡眠。当然、しっかり寝たほうが集中しやすいです。
寝不足で集中するのは難しいですよね。夜更かしした翌日は、頭が曇った感じがしませんか?
私の経験としても、寝不足のときは不要なミスをしてしまいがちです。
ただし、早く寝ることで睡眠時間を確保してください。遅起きにすると際限がないうえ寝すぎてリズムが崩れます。
寝すぎも頭の回転を遅くしてしまうように感じるので、これは私の主観ですが、早寝早起きをおすすめします。
第二に環境。視界でものが動いたり、人の話し声が聞こえたりする環境で集中できますか?
そっちのほうが集中できる、という人がたまにいますが、それはちゃんと集中したことが一度も無いから知らないだけだと思います。
本当に集中しているときは気になりませんが、ノイズは無いに越したことはないので、
なるべく静かで景色が安定した環境をお勧めします。
また、周りに勉強している人がいる勉強用の空間のほうが、自分の裁量で自由に休める場所よりも楽に集中できると思います。
だから、登校してください。
第三に心の姿勢。これは自分で自分を集中させる心です。
まず、取り組む対象に対して全力になること。中途半端に取り組むのに集中するのは無理です。
その対象を重く見て、全身全霊を傾ければ、おのずと集中できます。部活などでも同じですよね?
生徒の皆さんは今は勉強に全身全霊を傾けてください。
次に、自分の心を統制すること。邪念が湧いてもかき消し、「いまはこれに集中するんだぞ!」と喝をいれましょう。
疲れた、休みたい、お腹空いた、スマホが気になる…。
わかりますが、そのような観念が浮かんで来たら、無視して抹消です。
集中するかしないかで、勉強の効果も、入試の結果も大きく変わってきます。
もう残り時間も少ないので、勉強の量を最大化したあとで質も最大化できるように、
集中を保つことを意識してみてください
(ちなみに受験生時代の私は、勉強中に頭の中で音楽が流れるのが嫌だったので大好きな洋楽を10か月くらい封印していました)。