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2024年 8月 20日 【夏休みに二次私大を解く意義】 担任助手2年松澤(東京大学)
皆さん、こんにちは。担任助手2年の松澤翠子です。
共通テスト模試も終わり、いよいよ夏終盤となりました。
ここで改めて、夏に二次私大の過去問を解く意義について皆さんにお伝えしたいと思います。
第一志望校合格への最大の近道は、「志望校の問題を誰よりも深く理解すること」です。
各大学にはそれぞれ異なるアドミッション・ポリシーがあり、受験生に求めるものが違います。
ゆえに、入試問題には大学ごとの強い個性があらわれています。
だからこそ、目指す大学にとって「欲しい人材」であることを解答用紙上でアピールするために、
入試問題や解答の作り方などの傾向を掴むことがとても重要なのです。
そして、この「傾向」を掴むためには実際に過去問を解くことが最適な方法です。
ここまでは理解している方がほとんどだと思います。
問題なのは、「いつ過去問を解くのか」です。
一般的な高校生は、「冬」に解くことを勧められると思います。
理由としては、「早い時期に過去問に触れてしまうのはもったいない」「学力が十分でないのに過去問を解いても意味が無い」といったものが挙げられるかと思います。
しかし、ずばり「冬」では遅いです!
まず、東進生は過去問を解くことをもったいないと思う必要は全くありません。
東進では9月以降にAI演習を用いることによって、大量の過去問やその類題を解くことができます。
さらに、ただがむしゃらに端から端まで解くのではなく、
AIが分析した苦手分野から優先的に勉強することによって効率的に学習を進めることができます。
この秋の期間に、いかにたくさんの演習に取り組めるかが皆さんの合否を左右します。
次に、過去問を余裕を持って解ける程度になるまで待っているようでは、いつまで経っても過去問にたどり着けません。
初めて過去問を解いた時に、きっと皆さんは自分と志望校とのギャップに少なからず落ち込むと思います。
もしその壁の高さを知るのが「冬」になってしまったらどうでしょうか?
壁に立ち向かうための力をつける時間もなく、精神的にも参ってしまうでしょう。
繰り返しますが、大学入試は問題にクセがあります。
基礎だけができていたところで点数には繋がらないことが多いです。
入試までの期間で最も効率よく学力をのばすために、
自分と志望校との距離・志望校の入試傾向を早めに知ることが必要なのです。
過去問を解くのは、早ければ早いほどよいです。夏のうちに志望校の問題、そして自分の苦手をよく分析し、秋以降の演習にのぞみましょう。